『VIVANT』阿部寛の背後で空爆CGが物議「ガザのミサイル?」TBSはノーコメント
堺雅人主演の日曜劇場『VIVANT』第2シーズン(TBS系)を巡り、8月16日に放送された第14話の演出が波紋を呼んでいる。問題となったのは、警視庁公安部の野崎守(阿部寛)がイスラエルのエルサレムに潜伏するシーン。窓の外に映り込んだ“空爆CG”が、現在も続くガザ地区への攻撃を連想させるとして、視聴者の間で賛否が巻き起こった。
同作は、自衛隊の非公認部隊「別班」に所属する諜報員・乃木憂助(堺)が国際テロ組織「テント」の真相に迫るストーリー。’23年に社会現象を起こした前作の続編で、今シーズンも平均視聴率は初回から18.8%、16.4%、15.1%、16.6%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)と好調。TVerでは初回が8日間で887万回再生を記録し、SNSでは毎週考察合戦が繰り広げられている。
寝苦しい夜が、これひとつで快適にAirio Pro 波紋を呼んだのは、野崎が中国公安部出身で秘密組織「シンシー」幹部のハン・リンシン(宮下今日子)と4年ぶりに再会し、会食する場面だ。2人がワインを飲みながら会話する背後には全面ガラス張りの窓から夜景が広がり、野崎が「俺はテントの詳細な組織情報、人間関係、全てを把握してんだぞ」と語るタイミングで、遠くの空に赤く爆発する映像が映り込んだ。カメラが移動しても、暗い空がところどころ赤く光る様子が確認できる。
このシーンについてX(旧Twitter)では、《背景の光…ガザのミサイルって事!?》《エンタメでのガザ情勢の扱い方最悪 物語の盛り上げ要素で使って良い訳ないと思うんだけど》《イスラエルにいる2人の後で空爆の様子が見えるの趣味悪すぎるだろ 現実でガザで本当に人が死んでるのに》といった批判が相次いだ。一方で、《なかったことにするよりよくね???》《Vivantのミサイル爆発についてイスラエルとかガザとか言ってる奴がいるけど、俺は#vivantの作品中の伏線だと思ってる》と擁護する声も上がっている。
テレビ誌ライターによると、このシーンは実際には岐阜県庁の20階にある展望ロビーで撮影され、窓の外にはスポーツ用品店や薬局と思われる看板も映っていたという。空爆シーンはCGで描かれたものとみられるが、作中でその意図は明らかにされていない。イスラエルが爆撃を開始した’23年10月以降、ガザ地区の死者は7万3千人を超えており、現在も空爆が続いていることから、「エンタメとして消費するのは不適切」と捉えた視聴者がいたようだ。
ドラマ内では、野崎が潜伏先で案内人から「なぜイスラエルにと思ってるのだろ?」と問われ、「木を隠すには森の中か?」と返すと、案内人は「正解だ」と答え、「ガザ情勢で世界の諜報機関が集まるここは、潜伏に最適な場所だ」と説明する台詞もあった。
本誌は17日、TBSに対し、この空爆CGが何を表現していたのか、その意図について問い合わせたが、18日に広報室から文書で「番組の制作過程につきましては、従来お答えしておりません」とノーコメントの回答があった。視聴者の間では、演出の意図を巡る議論が続きそうだ。
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