鈴木亮平、『TOKYO MER』公開延期の英語報告に「知性と想像力」と称賛殺到
俳優の鈴木亮平(43)が8月5日、自身のインスタグラムを通じて、主演映画『TOKYO MER~走る緊急救命室~CAPITAL CRISIS』の公開延期を報告した。同作は7月28日に発生した熊本地震の影響を受け、8月21日に予定されていた公開を見送る決断。首都直下型地震で壊滅状態となった東京を舞台に、救急医療チームの奮闘を描く作品であることから、熊本の震災を考慮しての延期となった。
鈴木は投稿で「被害に遭われた皆様、避難生活の中で心細い日々を過ごしておられる皆様に、心よりお見舞い申し上げます。また、お亡くなりになられた方のご冥福をお祈りするとともに、大切なご家族を亡くされた方々へ、謹んでお悔やみを申し上げます」と被災者への思いを綴った。さらに、人命救助や復旧に尽力する人々に向けて「そんな現実のヒーローたちに、チームMERから最大の敬意とエールを送りたいと思います」とメッセージを送った。
エアコンなしで部屋を涼しくするならこの一台Airio Pro ファンからは「延期しかたがないです」「英断だと思う」「公開延期のご配慮、ありがとうございます」といった理解の声が相次いでいる。
しかし、今回特に注目を集めたのは、鈴木が日本語の文章に加えて添えた英訳の中にあった。日本語では「『TOKYO MER CAPITAL CRISIS』は、大地震という災害にエンターテインメントはどう立ち向かえるのか、自分たちに問い続けながら作り上げた作品です。色々なご意見があるかと思いますが、この作品は、然るべきタイミングで、自信を持って、皆さんのもとへ必ずお届けします。その時まで少しだけ待っていてください」と記した一方、英訳ではその一文目と二文目の間に「It’s a question that never feels far away here in Japan.(日本において、この問いは身近に感じられるものです)」という一文が追記されていたのだ。
この“追記”に、SNS上では称賛の声が殺到。「単なる英訳じゃなくて補足の1行を入れているところに知性と想像力を感じた」「全体的に直訳ではなくそれぞれの言語に相応しい表現にしているところが流石としか言いようがない」「教養があるとはこういうことだなとハッとさせられます。視野の広さと丁寧さ」といったコメントが寄せられた。
鈴木は2006年に東京外国語大学外国語学部を卒業し、英語検定1級も取得するなど、英語が堪能なことでも知られる。芸能関係者によると、鈴木は兵庫県西宮市出身で、1995年1月の阪神・淡路大震災を経験。自身の家族は大きな被害を免れたものの、西宮市では死者1146人、負傷者6386人という甚大な被害が発生した。鈴木はブログやSNSで震災について折に触れて発信し、記憶の風化を防ごうとしてきたという。
過去のインタビューでは、小学6年生だった当時を振り返り「地震からしばらくして阪神電車が神戸まで復旧した日、父親に連れられて電車に乗った。車窓から見えた神戸のまちは悲惨だった。『この景色をしっかり覚えておけ』。父からはそう言われた。地震とはどういうものか、地震が起きればまちはどうなるのか。父と一緒に電車に乗りながら、痛み、苦しみを知った」と語っている。また「僕自身、20年前の経験が俳優の仕事に生きている。これからの未来をつくるのもまた、今の自分だと思う」とも述べており、自身の被災経験が俳優としての根幹にあることを示していた。
今回の鈴木の投稿は、そんな彼の生い立ちや人間性がにじみ出るものとして、多くの人の心に深く響いているようだ。
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