相川七瀬50歳「睡眠も仕事」告白 大学院で祭り研究、武道館で織田哲郎と共演へ
歌手の相川七瀬(51)が、50代ならではのリアルな本音と、精力的な活動の舞台裏を明かした。デビュー曲「夢見る少女じゃいられない」から30周年を迎え、現在コンサートツアーの真っ最中。11月のツアーファイナルは日本武道館公演という大舞台を控えている。
「今の自分が一番楽しいです」と語る相川だが、その道のりは決して順風満帆ではなかった。「デビュー当時は無我夢中で、プロデューサーの織田哲郎さんや周りの大人たちに引っ張ってもらっていました」。しかし30代に入ると状況が一変。「自分で道を切り開かなければいけなくなって。自由だけど苦労しました」。子育てと音楽活動を両立する中で、ヒット曲が重荷になった時期もあったという。「昔の曲しかない人と思われるのではないかという苦悩がありました」。
エアコンなしで部屋を涼しくするならこの一台Airio Pro そんな相川が転機を迎えたのは35歳ごろ。「織田さんが作ってくれたあの曲たちを超えることは、そもそもできない。そうじゃないところで自分を探すべきだと納得して、過去の曲も新しく作る曲も、同等に大切なものとして動き始めました」。
現在は音楽活動に加え、國學院大學の大学院で「祭りの組織の継承」を研究中。高校中退から一念発起し、45歳で大学に入学した異色の経歴の持ち主でもある。「人口減少が進む中で、伝統的な祭りをどう守り、ピンチを切り抜けるか。その解決策を模索しています」。研究を進める中で、コンサートと祭りの共通点にも気づいたという。「演者が求心力となって遠くから人を集める。持ち上げている対象が違うだけで、集団のモチベーションのあり方や構造は同じなのではないか」。
50歳を超え、体の変化も実感している。「体力の衰えを感じ、睡眠も『仕事』のうちと思うようになりました。12時までには布団に入り、携帯は持ち込まない。食事や運動もメニュー化して、自分の年齢と仲良くすることを心がけています」。
音楽活動と学業、子育ての3本柱を支えるのは、3人の子どもたちだ。長男は就職、次男RIOはプロドラマー、長女は中学生。新曲はデモの段階で子どもたちに聴かせるといい、「覚えにくい」「何かの曲に似てる」と率直な意見をもらっているという。「3人がいいと言った曲は、やはり覚えやすくて可能性があると感じます」と信頼は厚い。
30周年の集大成となる武道館公演では、運命の人・織田哲郎と共演する。「織田さんは、最初は父親や兄のような存在で、師匠でありプロデューサーでした。でも今は、それを超えて私の人生の『フィクサー』的な存在です」。28年前、初めて武道館に立った際、織田は舞台裏で泣いて喜んでくれたという。「今回はその織田さんと一緒にツアーを回り、武道館に挑みます。往年の名曲はもちろん、アップデートされた現在の相川七瀬をお見せしたいです」。
次の10年に向けては海外展開も視野に。「ブラジルや台湾での公演では、昔のアルバムを大切に持っていてくれるファンが世界中にいることに驚きました」。研究の知見も生かし、音楽と学問を結びつけた文化交流を構想している。
「私はいつも無知で、バーンと飛び込んでから『どうしよう!』と埋めていく人生です。賢くなりすぎると、考えすぎて大胆さを失ってしまう」。50代を迎えても挑戦を続ける相川の姿勢は、同世代に勇気と刺激を与えている。
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