小学館マンガワン騒動、第三者委が“人権侵害への加担”と痛烈批判 106ページ報告書の衝撃
小学館が運営する漫画アプリ「マンガワン」を揺るがした騒動に、ついに第三者委員会の調査報告書が下りた。同社は8月3日、公式サイトを更新し、106ページに及ぶ報告書を公開。その内容は「人権侵害への加担」を疑う厳しいものとなっている。
問題の発端は、連載作品『常人仮面』(原作:一路一、イラスト:鶴吉繪理)の原作者起用をめぐる経緯だ。なんと、過去に『堕天作戦』の作者として活動していた人物が、児童買春・ポルノ禁止法違反(製造)の罪で逮捕・略式起訴され、罰金刑を受けていたにもかかわらず、小学館は別のペンネームに変えて新連載の原作者として再起用していたのだ。
デニムに合う。履くだけで「ちょいワル」Tapoon 小学館は4月にこの事実を認め、声明を発表。今回の報告書では、同様のケースがないか徹底調査が行われた。第三者委員会は「小学館においては、残念ながら、人権侵害の被害者の視点から問題を捉える意識、人権侵害への助長又は加担を防止する観点、編集者と作家その他の取引先との間に生じ得る権力の不均衡に内在する人権リスクに対する認識、さらには人権リスクを含む重要リスクについて組織的に判断し、管理監督するための体制が必ずしも十分ではなかった」と痛烈に指摘。
報告書は、連載開始から無期限連載停止に至るまでの経緯を詳細に記述。類似事案の確認も行われたという。小学館は「被害を受けられた方々に、まずは心よりお詫び申し上げます」と謝罪し、「調査報告書に示された事実の一つひとつを重く受け止め、被害を受けられた方々の思いに心を寄せながら、その意味と責任に真摯に向き合ってまいります」とコメントした。
今後の経営責任や再発防止策については、8月4日に発表される予定。小学館は「全役員及び従業員が人権尊重の精神を日々の行動と判断の礎とする企業文化を育みたい」としているが、果たしてファンや業界からの信頼を取り戻せるか。二次被害を防ぐため、誹謗中傷やプライバシー侵害の自粛も呼びかけている。
この報告書を受け、SNS上では「小学館の姿勢を問う」「業界全体の意識改革が必要」といった声が相次いでいる。編集者と作家の間に生じる“権力の不均衡”という構造問題が浮き彫りになった今回の騒動。今後の対応が、日本の漫画業界の未来を左右することになりそうだ。
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