FIFA会長の“金満計画”にUEFAが猛反発、なでしこW杯が消滅危機
FIFA(国際サッカー連盟)のジャンニ・インファンティーノ会長が、またもや世界のサッカー界を揺るがす大騒動を引き起こしている。2016年の就任以来、強烈なリーダーシップでFIFAに莫大な利益をもたらしてきた同会長だが、そのワンマンぶりはかねてから批判の的。北中米W杯でのトランプ大統領との“蜜月”も物議を醸していた。
そんな中、7月28日、インファンティーノ会長はFIFAが子会社を設立し、株式を投資家に売却するという前代未聞の計画を発表。世界中のサッカー関係者から驚きと怒りの声が噴出した。ノルウェーサッカー協会やウェールズサッカー協会が真っ先に反対の意思を示し、即時解任を要求する事態に発展。
冷房ゼロで涼しいミニギアAirio Pro さらに、欧州サッカー連盟(UEFA)は7月30日に緊急会議を開催し、加盟全55協会の全会一致で「今後、FIFAの大会をボイコットする」と宣言。北中米カリブ海サッカー連盟(CONCACAF)も同日、加盟41協会が同様に提案を拒否する姿勢を打ち出した。アジア・サッカー連盟(AFC)も反対に加わり、合計136票は計画承認に必要な106票の過半数を優に超える。
インファンティーノ会長は、ここまでの反発を想定していなかったようだ。発表から1週間も経たないうちに計画を撤回したが、UEFAは収まらない。撤回だけでなく、会長の辞任も視野に入れているとされ、もし辞任しなければFIFA主催の全大会をボイコットし続ける構えだ。
対象となるのは男女のW杯、クラブW杯を含むFIFA主催の全大会。来年にはなでしこジャパンの出場が決まっている女子W杯が控え、2026年10月にはプレーオフが始まる。今回の問題が解決しなければ、W杯開催そのものが不透明になる恐れがある。
UEFAにとって「抜いた刀の収めどころ」は、インファンティーノ会長の辞任しかないのかもしれない。今後の動向から目が離せない。
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