アイナ・ジ・エンド「ステージ前に唱える呪文」に坂本冬美が絶賛「それも才能だわ」
演歌の大御所・坂本冬美(59)と、BiSH出身のシンガーソングライター・アイナ・ジ・エンド(31)がまさかの対談。お互いをリスペクトし合うふたりのトークは、出身地の話から「歌の色」「歌の余白」といった音楽談義へと発展した。
坂本が「この人と話がしてみたい!」と指名したのは、『NHK紅白歌合戦』の廊下で思わず「よかったわぁ〜〜〜!」と声をかけたというアイナ。ふたりはともに関西出身で、アイナが「冬美さんは和歌山県のどこですか?」と尋ねると、坂本は「南紀白浜からすぐ近くの上富田町」と回答。するとアイナが「ヤンキーが多いって言われている、あの?」と切り返し、坂本は「え〜〜〜〜っ!?」と驚きつつも「若いコたちがちょっとはしゃぎすぎていたのは、昔、昔、そのまた昔のことだからね」と苦笑いでかわした。
夜間運転用メガネが今ドライバーに急増中ナイトライダー アイナが「冬美さんは、ご飯は何が好きですか?」と質問すると、坂本は「なんでも食べます」と答え、アイナの好きなくら寿司の話に。坂本がアイナのエッセイ『達者じゃなくても』を読んでいることを明かすと、アイナは大感激。「今度、一緒に行きましょう!」と誘うと、坂本も「田舎に帰ったら家族と行ったりするし」と意外な一面をのぞかせた。
トークは音楽の核心へ。坂本が「アイナちゃんは、その年ですごい詞を書くじゃないですか。あれは、言葉が天から降ってくる感じなの?」と問いかけると、アイナは「タイアップ曲やアニメの曲を除くと、基本的に全部実体験です」と回答。坂本は「だから音が鳴った瞬間に、魂ごと音楽に没入できるんだね」と感心した。
逆にアイナは、坂本が作詞作曲者から預かった歌を歌い続ける姿勢を「すごい」と称賛。坂本は「どの歌にも、書いてくださった方の想いがありますよね。で、そこには必ず余白があるんですよ」と独自の解釈を語り、「その余白に、わたしはわたしの想いを乗せて歌う」と説明。アイナは「だから冬美さんの歌は、その時々で色が変わって見えるんですね」と納得した。
坂本はアイナのスタイルについて「アイナちゃんの歌には余白がいらないんだと思う。ファンの人は、アイナちゃんがそのすべてをぶつけるステージを観たくて、歌を聴きたくて会場に足を運んで“あー、同じ気持ちだ!”って共感する」と分析。アイナは「冬美さんにそう言っていただけるのはすごく嬉しいんですけど、それはちょっと褒めすぎです」と照れた。
ステージ前の緊張について、坂本が「音が鳴った瞬間、その世界に入っていけるということは、歌う前に緊張するということもないんでしょう?」と尋ねると、アイナは「なくは、ないです」と告白。楽屋でのテンションのままステージに上がるのは失礼だと考え、「なるべく誰にも見られないところで、『大丈夫!いける!!』『今からスターです!』『やれる、やれる!』『さぁ、行こう!』と、自分に呪文をかけています」と明かした。坂本は「すごいなぁ。それも才能だと思う」と絶賛した。
追い詰められた経験について、アイナはタイアップ曲の制作で「何回提出しても差し戻される」と吐露。「アイデアが枯渇して、どんどん追い詰められて。誰かの正解を作りにいこうとする自分がいたりすると、無性に腹が立ちます」と本音を語った。それでも「絶対に負けたくない」と、1回サボってゲームで現実逃避した後、自分が納得できるものを提出するという。坂本が「それでなんとかなる?」と聞くと、アイナは「最後は、マネージャーが味方になって頑張ってくれるので。今のところ、なんとかなっています」と笑った。
もし人生をやり直せるとしたら?という質問に、アイナは「みんなからめちゃくちゃ愛されている大型犬がいい」と回答。「カリカリフードじゃなくて、生肉をもらっているんです、おなかいっぱいの生肉を。散歩にも連れて行ってもらえるし、フリスビーで遊べるし、最高じゃないですか」と語ると、坂本は「やっぱり、アイナちゃんはかわいい! もう、最高だわ!!」と声を上げた。
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