松本人志が人工肛門公表「もっと知ってほしい」現役ナース漫画家が語るストーマの真実「天然より清潔」
ダウンタウンの松本人志が、大腸がんの切除手術を受けたことを公表した。7月17日、有料配信サービス『DOWNTOWN+』に出演し、ストーマ(人工肛門)の造設手術を受けたことを明かし、ファンに衝撃が走った。数カ月後には腸をつなぎ直す手術を受ける予定で、一時的なものだという。
松本は公表の理由について「世の中にはたくさんストーマをつけている人がいるから、もっと知ってもらいたい」と語っている。日本ではストーマをつけた人、いわゆる「オストメイト」は20万人以上とされ、俳優の故・渡哲也さんやフリーアナウンサーの中井美穂さんも過去にストーマ生活を経験したことを明かしているが、一般の認知度はまだまだ高いとは言えないのが現状だ。
エアコンなしで部屋を涼しくするならこの一台Airio Pro そんな中、現役の看護師で漫画家としても活動する「ぷろぺら」さんが、7月18日にX(旧Twitter)で《ストーマ(人口肛門)が話題なのでこのチャンスに是非!ストーマのことをちょっと知ってください》と投稿。イラストを交えた解説が大きな反響を呼び、7月24日時点で320万回以上閲覧され、1万3000以上の「いいね」が寄せられている。
ぷろぺらさんは看護師として20年以上のキャリアを持ち、そのうちストーマに関わる消化器外科を約8年経験。多くの患者に携わってきた。「少しでもストーマのことを知ってもらいたくて、松本さんのニュースに便乗させてもらいました。理解が広まることで、受け入れ方も変わってくると思うんですよ」と語る。
ストーマになる原因で多いのは大腸がんや直腸がんの手術だが、それ以外にも事故で腸が破れたケースや、魚の骨を飲み込んで腸に穴が空いたケースもあるという。
気になる日常生活への影響について、ぷろぺらさんは「影響がないとは言いませんが、不便にならないように我々が手助けをしています」と説明。排便の仕組みについて「健常者はトイレで排便し、お尻を洗って拭いてパンツを上げる流れ。ストーマの場合は、トイレで袋から便を捨てて、必要があれば装具を貼り替える。慣れてしまえば簡単で、ある意味、天然肛門よりも清潔なんです」と意外な事実を明かす。
入浴やプールでの水泳も問題なく、装具の形状や素材は企業努力で日々進化しており、種類は星の数ほどあるという。「ジョギングが好き、山登りが趣味、海外旅行にも行きたい。そういう要望にぴったりな装具を看護師が探し出します。可能な限り、以前と同じ生活ができるよう努力しています」
匂いや漏れの心配については「皮膚と装具の間に隙間が出て漏れることはありますが、しっかり貼られていれば大丈夫。天然肛門だって漏れることはありますからね」と笑い飛ばす。
「やはりみなさん、最初は不安なんです。それはストーマの知識や理解が一般にまだまだ広まっていない証拠だと思います」とぷろぺらさん。周囲が気を遣ってしまう点についても「ストーマだと言わずに普通に生活や仕事をされている方も大勢います。知識や理解が広がれば、そんなに気を遣わなくても大丈夫だと分かるでしょう。自分や家族だっていつストーマ生活になるかわからない。そういうときの受け入れ方も変わってくると思います」と訴える。
松本の公表をきっかけに、ストーマに対する社会的な認知と理解が一歩進むことが期待される。
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