大谷翔平の古巣エンゼルス、主力7人放出の“大解体”…盟友トラウトだけ取り残された悲劇
大谷翔平の古巣であるロサンゼルス・エンゼルスが、まさに“大解体”の様相を呈している。現地時間7月3日のMLBトレード期限までに成立した約60件のトレードの中でも、エンゼルスの動きは特に異彩を放っていた。
今季、エンゼルスは正捕手ローガン・オホッピーとリリーバーのチェイス・ソーセスを同じア・リーグ西地区のテキサス・レンジャーズへ放出。さらに開幕投手を務め、チームトップの9勝を挙げていた右腕ホゼ・ソリアーノはトロント・ブルージェイズへ、昨季37本塁打98打点のキャリアハイを記録したジョー・アデル外野手はクリーブランド・ガーディアンズへと移籍した。この夏だけで実に7人の主力選手を手放し、その見返りとして獲得したのは9人の若手選手。だが、現地記者によれば「すぐにレギュラーを張れる実力の選手はいない」とのことで、チームは事実上のゼロからの再建を余儀なくされている。
夜用眼鏡が運転手の間でますます人気になるナイトライダー 長年低迷が続くエンゼルスだが、オーナーのアート・モレノ氏はこれまで“売り手”に回ることを躊躇してきた。しかし、昨季でポストシーズン進出を逃してから11年連続となったことで、さすがに重い腰を上げた格好だ。象徴的な出来事として、ペリー・ミナシアンGMを6月に解任し、後任にジョン・モゼリアクを据えたことも、再建への本気度を物語っている。
そんな中、数少ない「大谷の盟友」であり、エンゼルスどころか“MLBの顔”とも呼ばれるマイク・トラウト外野手は、チームに残留することになった。トレード期限が近づくにつれて彼の去就にも注目が集まったが、8月7日で35歳となるトラウトは、2019年の開幕前にエンゼルスと12年総額4億3200万ドル(約500億円)という大型契約を結んでおり、2026年以降も5年分の契約が残っている。この“足かせ”が原因で、どのチームも獲得に動けず、結果的に“解体されたチーム”に居残る形となった。
「彼を勝てるチームに移籍させてあげてほしい」と嘆くファンの声は毎年のように聞かれるが、トラウトは2014年を最後にポストシーズンから遠ざかっており、このままチャンピオンリングを手にすることなく引退する可能性が高まっている。
大谷がかつて在籍し、今も盟友が苦闘するエンゼルスのちぐはぐぶり。果たして大谷はこの現状をどう見ているのだろうか。
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