茂木外相が熊本地震の被災地で過酷避難生活続く中、メキシコから“コーヒーブレイク動画”投稿に非難殺到
7月28日に熊本県で最大震度7の地震が発生してから8日。最高気温35度を超える猛暑が続くなか、被災地では避難者約7600人、住宅被害約1万3000棟、断水は約4万4000戸と、過酷な避難生活が続いている。熱中症による救急搬送も相次ぎ、車中泊避難をしていた70代女性が死亡する痛ましい事例も報告された。
そんな中、SNSで波紋を広げているのが、現在中南米を外遊中の茂木敏充外相(70)の発信だ。茂木氏は8月2日から9日にかけてメキシコ、パナマ、エクアドルを訪問。4日正午すぎ、自身のX(旧Twitter)に「外国出張中のコーヒーブレイク動画を楽しみにしているという声をいただきます」と書き出し、メキシコの伝統的なコーヒー「カフェ・デ・オジャ」を紹介する1分あまりの動画を投稿した。
寝苦しい夜が、これひとつで快適にAirio Pro 動画の中で茂木氏は「高地なので夕方は少し肌寒い感じがします」と現地の気候を語り、素焼きの鍋で煮出したコーヒーをカラフルなマグカップでひと口。「コーヒーというより、ちょっと甘いね、かなり」「でも美味しい」と感想を述べ、最後に「最後までしっかりと日本外交のため、頑張りたいと思います」と締めくくった。
しかし、このタイミングでの投稿に、SNSユーザーからは厳しい声が相次いだ。「ずいぶん優雅な時間過ごしてますな。熊本はそれどころじゃないでしょうに」「熊本の被災地ではお風呂もろくに入れない人達、飲水、食料が足りない人達がまだ大勢いるんだよ。こんな胸糞悪い動画出てんじゃないよ」「どこでどんなコーヒーを飲んでいてもいいのですが、被災者もみているSNSにわざわざあげなくていいと思う。想像力、共感力の欠如」といった声が寄せられている。
茂木氏は今年に入ってからもカタールやインド、トルコなど外遊先でコーヒーを紹介する動画を恒例のように投稿してきた。しかし、今回の動画は熊本地震発生からちょうど1週間というタイミング。被災地では断水も続き、エアコンがない避難所も多く、ホットコーヒーを楽しめる状況ではない。
外務省は30日にXで茂木氏からの被災者へのお見舞いメッセージを発信しているが、本人のコーヒーブレイク動画の方が目立ってしまい、被災地の過酷な実情との“温度差”が浮き彫りになった形だ。茂木氏は7月31日の記者会見で「1日も早い復旧復興に全力で取り組みたい」と語っていただけに、その言葉と行動のギャップに疑問の声が上がっている。
メキシコの次はパナマ、エクアドルと外遊が続くが、この騒動でコーヒーブレイク動画はしばらくお休みになるかもしれない。
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