ナウシカの胸が大きい理由、宮崎駿監督が語った“死にゆく人を抱くため”という衝撃の真実
宮崎駿監督の名作『風の谷のナウシカ』が、8月14日の『金曜ロードショー』(日本テレビ系)で放送される。これを機に、主人公ナウシカのキャラクターデザインにまつわる過去の監督の発言が、再びネットで話題を呼んでいる。
発端は、11日に配信されたアニメ情報サイト「マグミクス」が、ナウシカの“胸が大きい理由”を紹介したこと。これをきっかけに、多くのファンが「ああ、そういうことか」と納得したり、「今まで意識したことがなかった」と新鮮な驚きを口にしたりしている。
エアコンなしで部屋を涼しくするならこの一台Airio Pro 一方でX(旧Twitter)上には「宮崎駿の趣味だろ単純に」といった冷めた声も上がった。だが、その見方はどうやら的外れのようだ。
問題の“答え”は、映画が公開された1984年当時に発売されたムック本『ロマンアルバム 風の谷のナウシカ』のインタビューに収められている。宮崎監督は自ら「ナウシカの胸は大きいでしょ」と切り出し、その理由をこう説明している。子どもに乳を飲ませるためでも、好きな男性を抱くためでもない。「死にゆく人々を抱きとめたときに『安心して死ねる胸』でなければならない」からだという。監督は「だから、でかくなくちゃいけない」とまで断言していた。
つまりナウシカの胸の大きさは、母性や包容力の象徴。多くの命を預かる王女として、あるいは戦場で倒れる者たちを最後に抱きしめる存在として、あのデザインに行き着いたのだ。
宮崎作品を振り返ると、少女たちに課せられた“役割の重さ”に気づかされる。『天空の城ラピュタ』のシータは12歳、『魔女の宅急便』のキキは13歳、『千と千尋の神隠し』の千尋は10歳、『もののけ姫』のサンに至っては15歳。年齢の若さだけでなく、彼女たちは誰一人として「守られるだけの子ども」ではない。キキは13歳で親元を離れ、一人前の魔女になるため奮闘する。千尋は10歳で両親を救うために異世界で働く。シータも12歳にして強大な飛行石をめぐる争いに巻き込まれる。
そんな“強い少女”の究極形こそがナウシカだ。彼女は16歳にして一国の民を背負い、戦場でも勇敢に立ち回る。ただ強いだけでなく、死にゆく者すら包み込む役割を、あの“胸の大きさ”に託したというわけだ。
シータ、キキ、千尋、サン、そしてナウシカ。宮崎監督が描いてきた少女たちを並べてみれば、“趣味”の一言で片づけるのはあまりに浅はかだとわかるだろう。
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