天皇陛下が会見で語った“帝王教育”の真意 愛子さまへ託した意外なメッセージ
皇室を取り巻く環境が大きく動いた。7月17日の参院本会議で皇室典範改正案が成立。結婚後も女性皇族が身分を保持できるようになり、旧宮家の男系男子を養子として迎える道も開かれた。24日には公布され、施行まであと3カ月となっている。
しかし、この改正には天皇陛下ご自身が「異例のご発言」とも言われる懸念を示していた。6月11日、オランダ・ベルギー公式訪問前の記者会見で陛下は、《国民の皆さんの理解が得られるものとなることを望んでおります》と述べ、改正の進め方に疑問を呈した。宮内庁関係者によると「皇室や宮内庁側からも疑義が示されていた」という。野党からも「立法府の総意を逸脱している」と反発の声が上がっている。
エアコンなしで部屋を涼しくするならこの一台Airio Pro そんな中、皇室研究家で神道学者の高森明勅さんが注目したのは、同じ会見で陛下が語った「帝王教育」の内容だ。陛下はご自身の幼少期を振り返り、《本当に幸いなことに、私は両親の手元で育てていただいた》《子供の時から両親のやること、それを一つ一つ見ることができました》と述べた。さらに、外国の王族が訪れた際にも《小さくていろいろなことはよく分からない年齢でしたけれども、そういった場所に同席させていただいて》と振り返っている。
高森さんは「これは“親から子”でしか受け継げないことがあると示されたエピソード」と解説。陛下はこの流れで、愛子さまについても《同じように一人の皇族として、どういうふうにこれから振る舞ったらいいか、いい手本になっているといいんですけれども》と語り、《一緒にいろんなことをすることによって、愛子にもいろんなことを教えていきたい》と続けた。
さらに、オランダでの晩餐会では東京にいる愛子さまに現地の様子を伝えていたことを明かし、国際舞台で愛子さまの存在感を意識させる発言も。ベルギーでは、フィリップ国王と自身が同い年であることから、それぞれの祖父(昭和天皇とレオポルド3世)、父親(上皇陛下とアルベール2世)も同い年・1歳違いであると紹介。そして《ご長女のエリザベート王女殿下と私たちの長女の愛子が2001年生まれの同い年であるという、四世代にわたるご縁に近しさを感じています》と述べた。
高森さんは「直系継承が皇室と王室の心の通わせ合いにとって大切なあり方であることを示した」と分析。訪問終了後の感想でも《次の世代への橋渡しができた》と語り、ベルギーのエリザベート王女やオランダのカタリナ=アマリア王女との交流に期待感を示した。日本側の“次世代”については直接触れなかったが、高森さんは「愛子さまが含まれていると考えるべき」と語る。
改正によって皇位継承の行方は不透明さを増すが、陛下が言葉の端々に込めた愛子さまへの思いは確かに伝わってくる。国民の期待も、ますます高まりそうだ。
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