『みいちゃんと山田さん』アニメ化で大炎上「社会問題をポップに描くな」発表日も“不適切”と批判殺到、制作サイドが異例の声明文
累計発行部数280万部を突破した話題のコミック『みいちゃんと山田さん』のアニメ化が2027年に決定したが、発表直後からSNS上で大荒れ。批判の声が殺到し、関係者を驚かせる事態となっている。
問題作として知られる本作は、漫画アプリ「マガジンポケット」で2024年9月から連載。2012年の歌舞伎町を舞台に、現役女子大生・山田さんと、彼女が働くキャバクラに新人として入ってくる“みいちゃん”をめぐる物語だ。
エアコンなしで部屋を涼しくするならこの一台Airio Pro みいちゃんは「何をやっても“ちょっと足りない”」とされる人物で、小学生レベルの漢字も読めず、店では本名で働き、客に自宅の住所を簡単に教えてしまう。発達の遅れを思わせる設定に加え、作中には“路上売春”“薬物”といった社会問題が登場する。
公式Xは《トレンド席巻の衝撃作がアニメ化――不器用で愛くるしい女の子たちを巡る、夜の世界の12か月。》と紹介したが、これに対し「そんな生ぬるい話ではない」という声が続出。「社会問題をポップに描かないでほしい」と批判が相次いだ。
さらに、アニメ化発表日が7月26日だったことも火に油を注いだ。この日は、神奈川県相模原市の障害者施設で入所者45人が殺傷された「津久井やまゆり園事件」の発生からちょうど10年。X上では《よりに寄って、なぜあの事件が起こった日に発表した?どう見ても悪意しか感じない》と、タイミングの悪さを指摘する声が続出した。
これを受け、7月27日に公式Xがコメントを発表。《このたびのアニメ化発表に際し、作品内容や映像化についてさまざまなご懸念やご意見が寄せられていることを、製作委員会として真摯に受け止めております》と謝罪とも取れる文言を掲載。
さらに《私たちが本作の映像化を決定したのは本原作をアニメーションとして表現する意義があるという判断によるものです》と決定理由を説明。《原作の持つテーマやメッセージを尊重するとともに、偏見や誤解を助長することのないよう、専門家の助言等も得ながら、適切なレーティングや注意喚起を記載するなど、慎重に制作を進めてまいります》と、今後の対応を約束した。
しかし、この声明文にも批判の声は収まらず。サブカルライターによると「『みいちゃんと山田さん』がほかの漫画と決定的に違っているのは、みいちゃんの描き方に“救いがない”点。みいちゃんにつけこもうとする他者の悪意が、容赦なく彼女を襲う内容が見受けられる」という。
差別につながる懸念も指摘される中、「アニメーションとして表現する意義」とは何か。制作サイドの真摯な対応が問われている。
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