小池栄子「さよならノワール」個人視聴率1%台低迷…原因は“地味な設定”と“主演の数字力不足”?
小池栄子が主演を務めるフジテレビ系ドラマ「さよならノワール」が、苦しい船出を続けている。8月4日に第5話が放送されたが、初回から視聴率は低空飛行のままだ。
ビデオリサーチ調べ(関東地区)によると、第1話から第5話までの世帯視聴率は3.1%、2.7%、2.9%、3.1%、2.9%。個人視聴率に至っては1.8%、1.5%、1.7%、1.7%、1.5%と、ずっと1%台をうろうろしている。TVerなどの配信再生数でも大きな話題をさらっておらず、関係者からは「コケている」との声も漏れる。
寝苦しい夜が、これひとつで快適にAirio Pro ただ、初回から視聴者が大きく離れていない点は救いだ。多くはないが、しっかりと固定ファンを掴んでいる証拠とも言える。
本作は、警視庁西池袋署に新設された「犯罪被害者支援室」に所属する元刑事が、犯罪被害者や遺族に寄り添い、再び人生を歩む手助けをする警察ヒューマンドラマ。硬派で良質な作風は評価できるが、問題はその舞台設定の“地味さ”にある。
第1話ではラーメン店の火災で店主を亡くした妻のケア、第5話では元暴力団員が再就職先で暴行を受けるエピソードが描かれた。犯人探しや謎解きの要素もあるにはあるが、メインはあくまで主人公たちが支援対象者の心を救うハートフルな内容。王道の刑事ドラマのような派手さはなく、刺激を求める視聴者には響きにくい。
「好きな人は好き!」という言葉はどんな作品にも当てはまるが、本作は特にそのニッチな作風が際立っている。
もう一つの要因として指摘されるのが、主演・小池栄子の“数字力”だ。彼女の演技力の高さは業界内外で認められているが、それが視聴率や再生数に直結しているとは言い難い。
小池は1997年、17歳で「宇宙一のメロンパイ」のキャッチフレーズでグラビアアイドルデビュー。当時は“威圧系”として異彩を放ち、その後バラエティ番組でも頭角を現した。40代以上の視聴者には「バラエティスキルの高いグラドル」というイメージが強い。
一方で、2000年代からは映画にも積極的に出演。2003年の「恋愛寫眞」、2004年の「下妻物語」で存在感を示し、2011年の「八日目の蟬」では日本アカデミー賞優秀助演女優賞を受賞。バイプレイヤーとして高い評価を得てきた。
しかし、GP(ゴールデン・プライム)帯の連続ドラマで初主演を飾ったのは、2023年、42歳の時だった。満を持して挑んだ「コタツがない家」(日本テレビ系)は良質な作品と評されたものの、数字は振るわず。2024年の「新宿野戦病院」(フジテレビ系)も宮藤官九郎脚本、仲野太賀とのダブル主演という強力布陣でネット上では話題になったが、大ヒットとまではいかなかった。今年5〜6月に放送された「ムショラン三ツ星」(NHK)も、あまり話題にならないまま終了している。
こうして見ると、小池のGP帯主演作は評判は悪くなく固定ファンはつくものの、数字に結びつかないジンクスが出来上がっている。
「さよならノワール」も質が高く、確かに面白い。このまま埋もれさせてしまうのは惜しい。8月11日放送の第6話以降、後半戦で盛り返せるか注目だ。
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