「服脱いで、胸見せて」小学館報告書で新たな性加害発覚、元週刊ポスト編集者の過激要求
小学館が8月3日に公表した第三者委員会の調査報告書から、漫画配信アプリ「マンガワン」をめぐる一連の問題とは別の、新たな“事件”が浮かび上がった。報告書には「週刊ポスト第1事案」「週刊ポスト第2事案」として、元編集者による女性への性的強要の詳細が記されている。
「週刊ポスト第1事案」は、今年3月に週刊文春が報じた内容で、2018年に当時『週刊ポスト』の編集者だったA氏が、業務で関わった女性e氏に性的行為を強要。その後も卑猥なメッセージを送り続け、e氏が警察に被害届を提出する事態に発展していた(後に不起訴処分)。小学館は3月11日の声明でA氏の不適切行為を認め、すでに退職したと説明していた。
冷房ゼロで涼しいミニギアAirio Pro しかし、報告書でさらに深刻な「週刊ポスト第2事案」が明らかに。昨年8月9日、小学館公式サイトの問い合わせフォームに匿名の申告が寄せられた。内容は、「週刊ポストのグラビア企画を通じて知り合った担当編集者から、胸の画像の送付やテレビ電話で性的な姿態を示すことを求められた」「対面でも性的な言動を受け、その後も同様の要求が続いた」というもの。金銭の提供が伴ったケースもあったという。
申告を受けた関係者が担当編集者をA氏、被害者をf氏と特定。A氏へのヒアリングで、彼はf氏の自宅を訪れたこと、編集部でf氏の胸を触ったこと、裸の写真を送るよう要求したことを認めた。一方、f氏の証言はさらに生々しい。f氏はグラビア出演を希望してA氏に相談。するとLINEで「体のチェックをさせて」と言われ、胸の写真を要求されるように。2018年には食事の後、A氏の自宅に呼ばれ、胸を見せるよう求められ応じた。2020年にはグラビア撮影の話で小学館を訪れた際、無人の会議室で「服脱いで、胸見せて。誰も来ないから大丈夫」と言われ、断り切れずに胸を見せたという。
f氏は「グラビアの仕事に必要な確認だと思い、要求を断れなかった」と説明。A氏は退職勧奨に応じ、昨年9月30日付で小学館を退社した。しかし、小学館の関係者が「A氏が責任を認めて退職した」とf氏に伝えたところ、f氏は「自分の匿名投稿だけでA氏を辞職に追い込んだ」と自責の念を抱くように。その後、3月の週刊文春報道でA氏が「第1事案」を起こしていたことを知り、自身への性的要求がエスカレートしていたと受け止めたという。
報告書は、社外関係者からの人権侵害申告の窓口が整備されていなかったことや、「第1事案」後に同種事案の有無を調査すべきだったと指摘。小学館の組織的な対応の甘さが浮き彫りとなった。
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