寿美花代さん94歳で逝く…息子・政宏と政伸が語った胸中、長男を奪われた悲劇の記憶
元宝塚歌劇団星組トップスターで女優の寿美花代(すみ・はなよ)さんが8月3日、老衰のため94歳で亡くなっていたことが6日、所属事務所の東宝芸能から発表された。6日には家族葬が執り行われ、親族らが最後の別れを告げたという。
寿美さんは1948年に宝塚歌劇団へ入団。35期生として1952年『猿飛佐助』で初主演を飾ると、男役として一気にブレイク。宝塚を代表するスターとして活躍し、1963年に俳優・高嶋忠夫さんと結婚して退団した。その後は“おしどり夫婦”として知られ、フジテレビの昼の料理番組『ごちそうさま』では25年3カ月にわたって夫婦で共演。長男の高嶋政宏、次男の高嶋政伸も俳優として成功し、芸能人家族として広く親しまれてきた。
エアコンなしで部屋を涼しくするならこの一台Airio Pro 訃報を受け、政宏と政伸はそれぞれ事務所を通じてコメントを発表。政宏は「ここ数年は誤嚥性肺炎で入退院を繰り返していた」と明かし、「もちろん悲しいんですけど、今は楽になって、ゆっくり休んでいるんだろうなという安堵の気持ちでいっぱいです」と心境を語った。
寿美さんと高嶋さんの間には、政宏と政伸のほかに長男・道夫さんがいたが、生後5カ月でこの世を去っている。1964年8月24日、住み込みで働いていた当時17歳の家政婦Aに風呂桶に沈められ、殺害されたのだ。Aは高嶋夫妻の熱烈なファンで、知人の紹介で家政婦として住み込んでいたが、道夫さんの誕生後「自分が疎遠に扱われている」と思い込んだ末の犯行だったという。Aは当日中に犯行を認め、逮捕されている。
この悲劇は、寿美さん夫妻に深い傷を残した。高嶋夫妻は事件の記憶から、後に生まれた政宏と政伸をロケ先にも連れて歩き、徹底的に大切に育てたという。寿美さん自身もテレビ番組などで、当時の事件を振り返り、心の闇を告白したこともあった。
1998年に夫の高嶋さんがうつ病を発症すると、寿美さんは献身的に介護。2019年6月に夫を見送った後は、自宅を離れ施設で暮らしていた。
X(旧Twitter)では、寿美さんへの追悼とともに、長男の悲劇を初めて知ったというユーザーの驚きの声が続出。「政宏氏は次男で政伸氏は三男ってあって、ん、長男さんはどうしたん?って調べたら赤ん坊の頃に家政婦に溺タヒされた事件にめっちゃ驚いた」「寿美花代さんもあちらに行ったなら、先に亡くなった長男と会えてるかな?」「天国で、忠夫さん、ご長男さんと、また仲良く」といった投稿が相次いだ。
華やかなスター街道を歩みながらも、最愛のわが子を失う悲しみと向き合い、夫を支え続けた94年の人生。今は天国で、夫と、幼くして旅立った長男との再会を果たしていることだろう。
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