イオンモール爆発、従業員死亡の背景に「再入館指示」 ハビタ社長が謝罪
7月28日に熊本県を襲った最大震度7の大地震。発生直後、大型商業施設「イオンモール熊本」で大規模な爆発が起き、同モール内の雑貨店「ハビタ」(本社・熊本市)の従業員2人が亡くなるという痛ましい事故が発生した。
犠牲になったのは大竹玖瑠美さん。8月2日に営まれた通夜には、ハビタの上野景真社長らが参列し、遺族に謝罪した。その後、会社幹部が取材に応じ、大竹さんら従業員に対して「もし可能であれば売上金を金庫に戻してくれないか。もし(店内に)入れるのであれば」と伝えたことを明らかにした。
これは高圧洗浄機と同等の強さで、電力不要BlastPro 大竹さんは、偶然同モールに買い物に来ていた親族と駐車場で会い、「会社の人から頼まれた」と言って建物に戻ったという。親族は止めたが、大竹さんは同僚と店舗に戻ったところで爆発が起きた。親族の証言などで、その経緯が明らかになっている。
イオンモールの大野惠司社長は7月29日の会見で「震度5以上が出た段階で、基本的には避難をする」と語り、同じ会見でイオンの吉田昭夫社長は「避難後は館内に入らないマニュアルになっている」と説明した。
ハビタ側は、大竹さんらに「入るときは必ずイオンモール熊本の許可を得てから入ってくれ」と指示したという。イオンのマニュアルでも「被災後の再入館にはイオンの許可が必要」とされているため、今後はイオン側とハビタ側の間で許可の有無などが検証される見通しだ。
ハビタに取材すると、非常時の対応マニュアルについて以下のような回答が得られた。「弊社はイオンモールさんなど、デベロッパーの中に出店しておりますので、(避難方法や緊急時の対応は)デベロッパーの防災ルールに従うということで運営しております。そのため弊社として、日頃からの避難訓練はやっておりません。また、(緊急時の)対処などのマニュアルもございませんが、デベロッパーがおこなう避難訓練は参加しております。今回、イオンモールさんから再入館の許可が出たかどうかは、現在のところ確認はできておりません」
大竹さんの親族が語った「これは人災です」の言葉が重く響く。
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