高市首相「反省点特にない」発言にSNS大荒れ 維新寄り姿勢に党内からも危惧の声
7月27日夜、高市早苗首相が特別国会の閉会を受けて首相官邸で記者会見を開いた。会見で高市氏は、自民党と日本維新の会の連立合意に盛り込まれた皇室典範改正案や国家情報局設置法など、政府提出の64すべての法律が成立したことを胸を張った。
しかし、気になるのはその後の質疑応答だ。記者から今国会の反省点や教訓を問われると、高市氏は「反省点というのは特にございません。とにかく、がむしゃらに政権公約を1つでも多く実現しようということで、頑張ってまいりました」とキッパリ。あえて挙げるとすれば「もう少しマーケットへのメッセージ、市場への発信が重要だった」と付け加えた。
デニムに合う。履くだけで「ちょいワル」Tapoon この発言に、自民党のベテラン秘書は「『反省点がない』とは、高市さんらしいですね。何を批判されようが、自分は悪くないと言いたいのでしょう。円安についても、自分には責任がないと言いたいのかもしれません」と苦笑い。さらに「この特別国会では、2025年10月の連立合意を経て、自分を首相にしてくれた維新への高市さんの配慮というか、恩義が目立ちました。維新に寄りすぎるのもどうかと思います。党内でも危うさを抱く声が出ています」と明かす。
政治部記者も「今国会では維新との連立政権合意だった皇室典範改正や国家情報局の創設、国旗損壊処罰法案、副首都整備推進法案などを次々と成立させました。しかし、こうした法案は国民にとっては喫緊の問題とは言えず、物価高対策や減税など目の前の生活の不安を解消してくれる政策を託して、高市さんを応援したと思うのです」と指摘。野党からの反発が強い中、数の力で押し切った姿勢に疑問を呈する。
実際、国民の関心が高い物価高対策について高市氏は「中東情勢が不安定化し、ホルムズ海峡の封鎖により物資供給に混乱が生じたが、国民の命と暮らしを守り、経済活動に支障を生じさせないよう全力であたった」と説明したが、最近の内閣支持率の急落を見る限り、評価しているとは言い難い状況だ。
X(旧Twitter)上では、この高市氏の発言にツッコミが相次いでいる。「支持率下がっても反省点なし。全く国民を見ていない発言。もはや独裁者の風格がある」「日本国民が望む公約は一つとして実現せず、維新が望む公約は全力で実現する。頑張ってきた?笑止千万」「十分な議論をせずに数の力で押し通してきただけですよね?」「反省点は特にない、が一番の反省点だと思う」など、厳しい声が続々と投稿されている。
一方、高市氏が“悲願”と位置付けた消費税減税については、首相肝入りの「社会保障国民会議」の実務者会議で超党派による議論が続けられてきたが、7月27日の会議で各党の意見集約を断念。自民党は2027年4月から2年間限定で食料品消費税1%と給付で実質ゼロを主張していたが、野党から恒久的な減税や現金給付などを求める声が出て折り合いがつかなかった。最終判断は高市氏に委ねられるという。
食料品の消費税減税については、8月上旬にも閣議決定を目指す方針だが、高市政権がどこまで国民に寄り添えるかが問われている。
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