松本明子&木元ゆうこ、還暦目前で“介護と終活”に直面「骨折がきっかけで片付け始めた」
1983年にアイドルデビューした“83年組”の面々が、還暦を前にした今、新たなステージに立っている。中森明菜や小泉今日子らを輩出した「花の82年組」と、菊池桃子や荻野目洋子らが活躍した「個性の84年組」の狭間で、「不作の83年組」という不名誉なレッテルを貼られた彼女たち。しかし、だからこそ結束は強く、大沢逸美、桑田靖子、小林千絵、木元ゆうこ、徳丸純子、森尾由美、松本明子の7人は「お神セブン」と呼ばれ、再び注目を集めている。
そんな彼女たちが自ら企画した「83年組アイドルアラ!?還ライブ」が8月22日、東京・北千住のシアター1010で開催される(徳丸は海外在住のため欠席)。このイベントを前に、松本明子(60)と木元ゆうこ(59)が語り合ったのは、アイドル時代の思い出ではなく、介護や終活といった現実的なテーマだった。
デニムに合う。履くだけで「ちょいワル」Tapoon 木元は現在、91歳になる実母の介護の真っ只中。在宅介護6年目で、要介護5まで経験したという。「介護保険制度は充実しているけど、まだ整備されていなかった時代もあった」と振り返る。一方、松本は約20年前に母の介護を経験。「行政に頼るより、家族で手分けしてた」と言い、その後、実家じまいにはなんと約1800万円もの費用がかかったという。「父の遺言で『実家頼むな』と言われて片付け始めたが、2000冊の文学書やエッチな本まで出てきて、10年かかった」と苦笑い。エッチな本はみうらじゅんに引き取ってもらったそうだ。
さらに松本は今年4月に転倒して骨折。退院後、自分の部屋が資料や衣装であふれ返っているのを機に、整理を始めたという。「骨折がきっかけで終活が始まっちゃった(笑)」と明かす。木元はそんな松本を「命に別状がなくてホントよかった」とねぎらいつつ、自身もnoteで「母の介護の記録」を発信。「同じように仕事や子育てとの両立で苦しんでいる方に、こんなパターンもあると気付いてもらえたら」と語る。
そんな2人だが、アイドル時代の絆は色あせない。木元は「年を重ねて再会すると、10代のころとは違う絆を感じる。『よく頑張って生きてきたね』という思いが深まる」としみじみ。松本も「みんなが売れてないから仲がいい。どんぐりの背比べ(笑)」と笑う。
ライブに向けて、木元は「ファンからは『自分の持ち歌を歌ってほしい』というリクエストが多い」と明かす。松本も「ヒット曲が1つもないけど(笑)、精一杯歌う。人生の3分の2が過ぎたからこそ、無理はせず楽しみたい」と意気込む。
「青春を振り返るだけじゃなく、『ここからもがんばろうね』と、来てくださる方と一緒に笑い合える時間にしたい」と木元。還暦を迎えてもなお、束になって輝く“お神セブン”の姿に、同世代からの共感が集まりそうだ。
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